【出会い系】 第三章 会う約束

ノエルから一日に一通来るか来ないかの頻度でメールが届く。その中で20代前半の男性から電話番号を教えてもらった。

ちなみに、ノエルで電話番号やメールアドレスを伝えるには工夫が必要だ。無料の出会い系サイトとしては、サイト内に設置した有料サイトへ誘導する広告を男性に見せたいわけだから、ユーザーには極力サイト経由でメールしてもらいたい。

よって、そのまま連絡先を書いても、メールを送信するプログラム(アルゴリズム)による検閲で文字化けしてしまう。「A」を「えい」など、ひらがな表記するのが一般的な解決策だけど、完全ではない。メールアドレスの場合、全てひらがな表記しても文字化けすることもある。それを避けるためか、男性は「れい、きゅう、れい・・・」と電話番号を教えてきた。

その電話番号を彼氏募集女に伝える。

しばらくしてから女から電話がくる。

「男性に電話しました。今度会うことになりました」



女からの電話が止まらない。通話無料なのをいいことに、毎日かけてくる。自分が好意を持ってる女ならまだしも、そうでない場合、全然楽しくない。

「今度会う男性、どんな人なんですかね」
「(そんなの僕が知るか)さあ」
「いま男性に電話したら出ますかね」
「(そんなの僕が知るか)出るか出ないかは電話してみないと分からんべ」
「会う時はなに着ていけばいいですかね」
「普通の格好でいいだろ」





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